みなさん、こんにちは!
元バスガイドのふみんです。
京都の観光地を代表する金閣寺。
見どころを紹介します!
海外の方も多くいらっしゃってますよ~!
正式名は「鹿苑寺(ろくおんじ)
「金閣寺」で全国民に通じますが、正式には「鹿苑寺(ろくおんじ)」といいます。
入口の看板に「鹿苑寺 通称金閣寺」と書かれているのでチェック!
パンフレットにも「鹿苑寺」と書いてありますよ~。
こちらの参道は、紅葉もとってもキレイです!
新緑もキラキラで最高。
最初はお寺ではなかった!?
元は、西園寺公経(きんつね)の別荘。
それを、足利三代将軍・足利義満が譲り受けて「北山殿(きたやまどの)」という山荘が造られたのです。
足利義満の死後、遺言によりお寺になりました。
「鹿苑寺」の名は、義満の法号「鹿苑院」からとられています。
写真スポット!池をはさんで見てみよう!
拝観受付でお札をいただきます。
その先の小屋でパンフレットをもらいます。
いざ、中へ!
少し広くなった砂利のスペース。
池を挟んで金閣が!
「おお~」とつい声が出てしまいます。
みなさん写真を撮られているので、順番に譲り合ってベストショットをお撮りください。
金閣はまた違う角度と距離からも見られますが、池の向こうに見える金閣は格別!
この池は「鏡湖池(きょうこち)」といい、風がない日には本当に鏡のように「金閣」が映ります。
池の周囲を自分の足で歩いて楽しむ庭園「池泉(ちせん)回遊式庭園」の代表です。
ここでしか見られない!金閣内部の像には目をこらして!
池を挟んで見た時に、一層目の中をよ~くご覧ください。
一層目の内部に注目!!!!
左には、足利義満像。その右隣には釈迦如来像のお姿が!!!
(肉眼でも像があるのは見えますが双眼鏡ほしい~)
陸舟(りくしゅう)の松
金閣に近づく少し手前、右側の方丈のわきに形の変わった松が見えます。看板もあるので少し奥に入って近づいてみましょう。
樹齢約600年の五葉松。
足利義満遺愛の盆栽を移し、帆掛け船の形に仕立てられたそう。
金閣(舎利殿)
美しいですね~。
この金閣は、創建当初の建物ではありません。
昭和25年(1950)に焼失し、現在の金閣は昭和30年(1955)に再建されました。
屋根は杮葺(こけらぶき)
屋根上には鳳凰。(京都では銀閣や鳳凰堂の屋根上にも鳳凰がみられます)
金箔は、二層目と三層目に貼られています。
残念ながら内部は入れません。
各層はどうなっているの??
一層目…「法水院(ほっすいいん)寝殿造。
足利義満像、釈迦如来像が安置。
二層目…「潮音堂」(ちょうおんどう)武家造。
岩屋観音と四天王を安置
三層目…「究竟頂(くっきょうちょう)禅宗仏殿造。
仏舎利を安置
内部は金箔が貼られています。
金閣を左に見て突き当り曲がるところの小屋をチェック!(右)
金閣内部の写真パネルがありますよ。
金箔の1枚の大きさを見てみよう!
金閣に近づいたら、よーーーーーーく壁を見てください。
うっすらとマス目状の線が見えます。
それが、金箔1枚の大きさです。
雨風があたる野外の建物なので、通常より厚みのある金箔が使用されているそうです。
金箔1枚の大きさは「10センチ8ミリ四方」
金沢産の金箔を約20㎏。
金箔を貼る際に下に塗る漆は東北産の日本うるし。
2003年に金閣全面改修が行われています。
銀河泉(ぎんがせん)、巌下水(がんかすい)
銀閣を過ぎたら、左側の柵に沿って小川が流れています。
流れに沿って看板があります。
銀河泉…足利義満がお茶を点てる時に使用した
巌下水…足利義満が手を洗った水
龍門(りゅうもん)の滝、鯉魚石(りぎょせき)
小さな滝「龍門の滝」が見えてきます。
中国の故事で「鯉が滝をのぼると龍になる」という「登龍門」にちなんだ滝。
滝の水が流れ落ちている場所に細長い石が見えるのが「鯉魚石」
「鯉魚石」が鯉に見えますか??
鯉が滝を登っているようにイメージしながら見てください。
夕佳亭(せっかてい)
明治7年(1874)再建。
平成の解体修理も行われています。
見どころは「南天の床柱」「萩の違い棚」
南天の床柱…掛け軸の左、曲がっている自然木。細く見えますが、南天の木としてはとても太く育っている木を使用したもの。
萩の違い棚…画像ではわかりませんが、右側の段がある物置場のような場所。
「夕佳亭」の名は「夕日にはえる金閣も佳(よ)し」という意味があるそう。
西日があたった金閣は本当に直視できないくらい眩しいです!
近くの山で早く夕日が隠れてしまうので、通常の日が傾く時間よりも早めに行くと、さらに輝いた金閣が見られます。
不動堂
ここまで来たらもうすぐ出口。
不動堂の右側に、朱印所と売店があります。
本尊は不動明王。
なんと、弘法大師作と伝えられています。
首から上、特に眼の病にご利益があるとされています。
ぜひ最後にお参りください。
御開帳は年に2回!
2月3日、8月16日
8月16日は「五山の送り火」が行われる日。
左大文字の麓にある金閣寺では、送り火の数日前から当日まで、焚かれる護摩木を納めることが出来ます。
茶所で抹茶とお菓子をいただく
不動堂の手前に茶処があります。
参拝者が必ず通る場所なのに意外と穴場で、すぐに席に座れる場合が多いです。
お菓子には金閣が…!
歩いたな~ちょっと座りたいな~
という方は一休みしてはいかがでしょうか。
参道の売店で販売している抹茶ソフトクリームも人気です。
抹茶ソフトクリームを販売されているのは「豆政」さん。
金閣寺境内に出店されていてお団子なども販売されています。
出口の階段下で豆菓子も販売されています。百貨店などでも購入できますが
つい買ってしまいました。
所要時間
写真を撮りながらゆっくり拝観、売店も見て1時間ほど。
御朱印をいただく方は少し並んだり、茶所で休憩しても90分ほどでまわれるかなと思います。
拝観時間、料金
9:00~17:00
年中無休
参拝料金
大人(高校生以上) 500円
小・中学生 300円
・開門30分後~
開門直後は意外と多いです。修学旅行生など団体が開門待ちをされる時もあるので、9時半くらいからがスムーズに入場できます。
・陽が傾いてきたとき
季節により冬なら15時くらい。
街の陽の傾きよりも早めに影に入るので気持ち早めに。
アクセス(路線バス、駐車場)
市バス「金閣寺道」から下車すぐ
京都駅からは「205系統」で乗り換えなし。
地下鉄併用なら地下鉄「北大路駅」から市バス「204系統」「205系統」
その他「金閣寺道」バス停が停まるのは「12系統」「59系統」
乗用車の駐車場あり(有料)
第1~第4駐車場。南から来られるなら西大路通に出入口がある第3駐車場が利用しやすい。
第1駐車場は、観光バスと同じ場所なので、出るタイミングが重なると時間がかかります。(後払い)
いかがでしたでしょうか??
まだ行ったことない~
という方はぜひ美しい金閣と庭園を楽しんでください。