京都にはたくさんの桜の名所があります。
神社仏閣だけでなく、公園、川沿い、道沿い、とにかくどこもかしこも桜!
私は紅葉よりも桜の京都が大好きです。
こんにちは。
元京都バスガイドのふみんです。
桜のおすすめスポットをエリア別に紹介します!
紅葉時期と同様、ライトアップもありますが、桜メインならお昼間がおすすめです。
建物自体のライトアップや特別な拝観など、夜に魅力的な場所もあります。
岡崎エリア
岡崎公園
明治28(1895)年に開かれた第4回内国勧業博覧会の跡地につくられた公園。
公園内には京都市京セラ美術館、国立近代美術館、みやこめっせ(京都市勧業館)、ロームシアターなどがあり、文化発信の中心にもなっています。
公園内には「琵琶湖疎水」(琵琶湖から引き込んでいる運河)が流れていて、疎水沿いの桜並木が見どころ。
お散歩しながらゆっくりできるおすすめのスポット。
岡崎公園の近くにはおいしいパン屋さんがいくつかあります。
私はいつもパンを買って、岡崎公園内のスタバでコーヒーをテイクアウト。公園内のベンチで一息つくのが定番コース。
疎水には「十石舟」が登場し、船の上から桜を鑑賞するのも人気!ネット予約がありますので、お早目に!
今年も見頃は早そうなので3月下旬がおすすめ。
当日券も出るようです。着いたらすぐに行ってみましょう。
乗船時間までは南禅寺や京都市動物園(動物園内も桜きれい)疎水記念館など過ごす場所はたくさんあるので「乗れたらラッキー」くらいで乗船場へ行かれてもいいと思います。
平安神宮
平安遷都1100年を記念して創建。
平安京最初の天皇である桓武天皇と平安京最後の孝明天皇をお祀りしています。
神苑の「紅しだれ桜」が有名。
背が低いものも多く、かわいらしい印象。
前半はしだれ桜を見ながら歩き、中盤から後半は琵琶湖疎水の流れや池を見ながらゆっくりとお散歩できます。
神苑は別料金です。
*3月15日~9月30日
【拝観時間】 8:00 ~18:00(入苑は17:30まで)
【入苑料金】 大人600円、小人300円
平安神宮のしだれ桜は、谷崎潤一郎の「細雪」川端康成の「古都」にも書かれているくらい古くから知られています。
東山エリア
南禅寺
「岡崎公園」「インクラン」とセットで拝観されると徒歩で楽しめます。
紅葉のイメージが強いですが、けっこう桜あるんです!
境内無料なのもいいですね。
山門(有料)から眺めるのもありです。
方丈(有料)の枯山水庭園の「虎の子渡しの庭」も有名。
「虎の子渡しの庭」とは???
親虎が子虎を連れて川を渡っている姿に見えるそう。
竜安寺の石庭と共に有名ですよ。
水路閣
大好きな水路閣。
南禅寺境内にどーーーんと洋風のレンガ造りのアーチ。
左右階段があるのでお時間ある方は上がってみてください。
今でも「琵琶湖疎水」が流れてますよ。
哲学の道
哲学者「西田幾多郎」が散策をしていたことから「哲学の道」と名付けられました。
銀閣寺とセットがおすすめ。
南禅寺からでも歩けますが、少し距離があるので健脚な方は南禅寺とセットでもOK!
散り際も、花びらが疎水を流れて風情がいいです。
哲学の道は約2㎞あります。
円山公園
祇園に位置する気軽に行ける公園。公園なので無料なのがいいところ。屋台が出るので年齢問わず楽しめます。
買い物のついでや、友達とも「ちょっといってみよか〜」という感じで、地元民も多く行きます。
シンボルとなるのが「しだれ桜」ですが、公園内にはたくさんのソメイヨシノも植えられています。
夜桜の名所でもあり、お客様に連れられた舞妓さんもたまにお見かけします。
私も仕事後に同僚と見に行ってました。なぜか毎年、屋台の「ケバブ屋」さんのカレー食べてました(おいしい!)
嵐山エリア
嵐山
人気の観光地、嵐山。
桂川にかかる「渡月橋」周辺が桜のエリアです。
桂川沿い、嵐山、天龍寺庭園がこのエリアの桜スポットです。
神社仏閣、土産店、飲食店などエリア内に豊富にあり
衣笠・北野エリア
竜安寺
石庭が有名な竜安寺。
南禅寺の石庭と同じく「虎の子渡しの庭」といわれています。
合計15個の石(左から5,2,3,2,3,)が配されています。
石庭からは土塀の向こうに桜が見えます。
竜安寺の桜は、鏡容池(きょうようち)周辺や参道、乗用車駐車場内に植えられています。
満開を迎える順番としては、ソメイヨシノ→しだれ桜→ぼたん桜
竜安寺は意外と穴場です!
仁和寺
仁和寺では2度の花見を楽しめます。
1度目は、駐車場や境内のソメイヨシノ。
2度目は、仁和寺を代表する「御室桜」=仁和桜とも呼ばれています。
御室桜は「御室有明」という品種で、背が低いのが特徴です。
花はソメイヨシノよりも白く大きな感じがします。
仁和桜が満開の頃に、黄緑色の花びらの桜「御衣黄(ぎょいこう)桜」
も咲き始めます。お見逃しなく!
平野神社
平安遷都と共に、平城宮から移されたお社。
古くから祇園・円山公園とともに「夜桜の名所」です。
茶屋や屋台が出なくなり、じっくりと楽めます。
平野神社は桜の品種が多く開花時期もずれるので、4月中旬までご覧いただけます。
ソメイヨシノ満開時は、バスで前を通ると歓声があがるほど。
約60種、400本。境内自由。
徒歩約5分で北野天満宮へも行けますよ。
洛中エリア
二条城
気象庁から出される「開花宣言」の標本木があるのが二条城。
桜のイメージあまりないかもしれませんが、とーーってもきれいです。
ソメイヨシノ→しだれ桜→サトザクラ(桜の園)の順で満開を迎える感じです。
ソメイヨシノが満開を迎えるころ、サトザクラはまだまだだな~
という状態です。4月を過ぎたら「桜の園」も注目!
ライトアップも予定されいます。
毎年かなり並ぶようです。
何度か行きましたが「プロジェクションマッピングが見たい!」
でなければお昼間がおすすめです~。
東寺
大大大好きな春の東寺。
入口入ったところの「不二桜」が春のシンボル。境内にはたくさんの桜があり、しだれ桜やソメイヨシノが終わりを迎えると八重桜が見頃を迎えます。
桜だけでなく、堂内の仏像にも見ごたえ満点!
夜はライトアップの特別拝観があります(2024年3月16日~4月14日)
ライトアップは曜日と時間帯でかなり並びます。
平日や、20時以降だとスムーズに入れそう!
北山エリア
府立植物園
ご近所さんの憩いの場所でもある植物園。
持参弁当を広げてピクニックされてる方も多いです。
京都観光というイメージには結びつかないかもですが、とてもおすすめ。
桜や花壇の草花、温室(別料金)の熱帯植物もおもしろいです。
ライトアップも行われます(2024年3月24日~4月7日)
半木(なからぎ)の道
府立植物園の西側、賀茂川沿いの散歩道。
八重紅しだれが続きます。
ソメイヨシノのタイミングが遅かったのなら半木の道も候補に入れてみてはいかかでしょうか。
その他
醍醐寺
醍醐寺の桜といえば「豊臣秀吉が最後の花見」をした場所として有名です。
たくさんの桜を移植し、醍醐山全体で花見を楽しんだと伝えられています。
麓のエリア「下醍醐(しもだいご)」を中心に、参道のソメイヨシノや三宝院前や霊宝館前のしだれ桜が見事!
広い境内なので、賑わいますが人がぎゅうぎゅうになることはありません。
京都市伏見区ですが、中心からは少し離れています。
市内中心よりも満開時期が早めのイメージ。
テントの売店も出るのでちょっとしたお土産も買えます。
私は毎年、蒸したてほかほかの「酒まんじゅう」を食べてました!
京都定期観光バス「SKY BUS」
歩かなくてもいい!バス周遊の旅。
渋滞は予想されますが、のんびり座って桜鑑賞楽しみたい。
という方には定期観光の「スカイバス」をおすすめします!
天気がいい日は屋根がオープンし(多少の雨ではレインコートですが…)すぐそこに桜!
バスガイドさんもいらっしゃいます。
京都駅から約1時間半で桜スポットをめぐる「桜満喫ドライブ」がおすすめ。
京都駅に帰る時間が少し遅くなってもいいようにプランをおたてください。
元バスガイドの私からみてもとってもいいコース!
席が埋まらないうちに予約を!
親を乗せてあげたいですね~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
比較的、開放感のある場所をピックアップしてみました。
服装について
春の気候は昼夜の寒暖差がけっこうあります。
難しいです。
夜は少し寒いので、羽織ものは必要です。
着脱できるパーカーやコート、厚めのストールなど。
昼間に荷物になりそうなのでシワになりにくいものがいいですね。
靴は履きなれた歩きやすいものでお越しください。
社寺境内は砂利も多いので、ベタ靴かヒールなら太いものがむいています。
いい旅になりますように。