みなさんこんにちは。ふみんです。
四季折々、美しい京都。
少し暖かくなってくるとわくわくそわそわしますね。
今回はおすすめの梅の名所を紹介します。
元バスガイドの私がおすすめする
基本の名所です。
・梅の名所に行きたい
・2月中旬~3月下旬にかけてのお出かけしたい。
・参拝だけでなく季節の花も楽しみたい
・何も決まってない
北野天満宮
梅の名所といえば北野天満宮。
約1,500本の梅が咲き誇る
【見頃】2月中旬~3月中旬
(2022年3月7日撮影)
通常非公開の梅苑が見どころ(菓子、お茶付)
入苑料金にお菓子とお茶代も含まれているので、一息つきながらゆっくり見られるのがおすすめポイントです。お茶菓子が「老松」さんなのも嬉しい。(近くに北野店あり)
少し高い位置につくられた展望台から360℃梅苑を見渡すこともできます。
北野天満宮は境内全体に梅の木があるので、梅苑に入苑しなくても十分に花を楽しめます。
白梅、紅梅、一重、八重と様々な品種が約50種。
毎週変わる「花手水」も季節の花々で参拝者を迎えてくれます。
菅原道真が好きだった梅の花
北野天満宮は学問の神様・菅原道真を祀っています。
京から九州に左遷される際に詠まれた歌
「東風(こち)吹かば にほいおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
(東の風が吹いたらその香りを届けてほしい。主人がいなくなっても春を忘れるなよ)
は有名ですね。
各種情報
梅苑公開期間 | 1月28日~3月下旬 |
種類、本数 | 約50種、約1,500本 |
時間 | 9時~16時(最終受付15時40分) |
料金 | ・境内無料 ・梅苑(茶菓子付き) 大人1,200円(中学生以上) 小人 600円(小学生) ・盆梅展 梅苑料金+300円 |
イベント | ・2月25日 梅花祭、梅花祭野天大茶湯 ・ライトアップ 2月24日(金)~3月19日 (毎週末の金・土・日) 日没~20:00(最終受付19時40分) ・北野盆梅展 2月1日~2月19日 9:00~16:00(最終受付15時40分) |
アクセス | 京都市バス 10、50、203「北野天満宮前」 京福電車北野線「北野白梅町」駅から徒歩7~8分 車で行かれる方、参拝者無料駐車場の入り方はこちら *満開時は早めに行かれるか15時以降がおすすめ。 |
城南宮
しだれ梅のシャワー!落ち椿と苔のコントラストも美しい
【見頃】3月上旬
(2022年3月12日撮影、満開)
京都を代表するしだれ梅の名所
地元民にも大人気の城南宮。
境内の高低差はほとんどなく、目の前にたくさんのしだれ梅がシャワーのように降り注ぎます。毎年見たい!誰かを連れていってあげたい!と思える美しさです。
本殿を参拝してから庭園へ。
庭園内は一方通行で、写真を撮りながらゆっくりと進みます。
しだれ梅→散り椿→通路を横断して向かいの庭へ。
庭園は2つのエリアに分かれています。
今年も茶室でのお抹茶はいただけないそうで残念…。
苔と落ち椿もみどころ!様々な椿も堪能
しだれ梅が満開を迎える頃、苔の緑に赤い落ち椿の美しいコントラストが見られます。
向こう側に見えるしだれ梅もいいですね~。
境内には、150品種、約400本の椿が植栽されています。
色や花びらの形や枚数、開花時期も異なります。名前と合わせながら見ていくのも楽しいです。
買えたらラッキー!売り切れ必至「椿餅」
この時期限定で「椿餅(つばきもちい)」が販売されます。
販売される量に限りがあるので、もし出会えたらすぐにゲットしてください。
9:30~の販売です。
「椿餅」は「源氏物語」にも登場する和菓子で、蹴鞠のあとに食べられたそうです。
伏見の和菓子屋「松甫堂(しょうぶどう)」さんの城南宮参道限定の和菓子です。
毎日出店ではないのでチェック↓
引用 城南宮HP
各種情報
しだれ梅と椿まつり | 2月18日~3月22日 |
種類、本数 | しだれ梅 150本 |
時間 | 9:00~16:30(受付16:00まで) |
料金 | 大人800円(中学生以上) 小学生500円 |
アクセス | 地下鉄or近鉄「竹田」駅④番出口(西口)から市バス、南1、2、3「城南宮東口」下車 |
車でのアクセス | 見頃の土日祝は開園前から満車で並ぶ可能性あり。 城南宮北側の東西の道から1号線を南下する方が進みがいいかも。 ポイントは閉園1時間前入場を狙う。 |
二条城
通常ルートから外れにある梅林。意外と穴場!
【見頃】3月上旬
二条城の梅林
二条城に梅あった??と思われるかもしれません。
城内の南側にあり、地図を見ずに流れで歩いて見学すると、梅林の存在に気づかないままの人も多いと思います。
白梅、紅梅、桃色梅、しだれ梅、源平咲き分け(1本の木に白と紅の花が咲く)など約90本の梅を楽しんでいただけます。
本数は少なめですが、通常のルートで見学すると見逃してしまう方が多いので、人が少なく
梅林は意外と穴場です。
回り方
二条城はかなり広いので、庭園は見る範囲を絞ったほうがいいかもしれません。
東大手門→唐門→二の丸御殿(入るなら共通券が必要)→二の丸庭園→本丸庭園(御殿は改修中で見えない)→天守閣跡→梅園→WC→東大手門のコースでゆっくりまわれば1時間半~2時間ほど。
その他、清流園(芝を主体にした庭園)があります。
各種情報
期間 | 2月上旬~3月上旬 |
本数 | 約90本 |
入城時間 | 8:45~17:00(受付は16:00まで) |
料金 | 【入城料+二の丸御殿】 一般1,300円 中高生 400円 小学生 300円 【入城料のみ】 一般 800円 中高生 400円 小学生 300円 |
アクセス | 地下鉄東西線「二条城前」 京都市バス、9、12、50「二条城前」 駐車場あり(場所により料金が違います) |
下鴨神社
尾形光琳「紅白梅図屏風」のモデルとされる1本の梅を愛でる
【見頃】2月下旬
橋のたもとに咲く「光琳の梅」
御手洗川にかかる朱色の太鼓橋のたもとにある1本の梅。
「光琳の梅」と呼ばれる紅梅で、尾形光琳が描いた「紅白梅図屛風」のモデルになったといわれています。
1本の紅梅のみですが存在感があります。
下鴨神社に梅林ありません。
この1本の梅を愛でにいくのです。
その他、みどころとしては
・糺(ただす)の森
・河合神社
・相生社
・言社(ことしゃ)
などがあります。
参道の茶店「さるや」で「申餅(さるもち)」や季節のお菓子などをいただくのもいいですよ。(10:00~16:30)
各種情報
時間 | 6:30~17:00 |
料金 | 境内無料 |
アクセス | 市バス 4,205「下鴨神社前」 |
駐車場あり(有料) |
京都府立植物園
梅はもちろん、冬はあたたかい温室もおすすめ!
【見頃】2月中旬~3月中旬
園内中央部にある梅林。約60種、100本の梅が楽しめます。
広い園内には様々な樹々や草花が植樹されています。
京都に来たし、神社やお寺で梅を鑑賞したいと思われるかもしれませんが、府立植物園いいところですよ~。
めずらしい熱帯植物も見られる温室
生活する中では見られない熱帯植物が鑑賞できます。
延長460mの回遊式で8つの部屋で構成されています。
展示植栽物は約4,500種類、めずらしい植物も多いのでとても楽しいです。
特に冬はあったかい~。
府立植物園は入園料も良心的です。
(70歳以上の方、障害者手帳をお持ちの方、中学生以下は入園無料です!)
北山通にはランチ処、カフェもあるので、前後のお散歩にでもいかがでしょうか。
各種情報
種類、本数 | 約60種。約100本 |
時間 | 9:00~17:00(入園は16:00まで) *温室は10:00~16:00(入室15:30まで) |
料金 | 【入園】 大人200円 高校生150円 【温室】 大人200円 高校生150円 70歳以上、障害者手帳をお持ちの方は入園料、温室共に無料です。(証明するものをお持ちください) |
アクセス | 地下鉄烏丸線「北山」駅からすぐ 市バス K04「植物園北門前」 北8、204、205、206「植物園前」 駐車場あり(有料) |
梅小路公園
散歩、ピクニック、京都水族館、京都鉄道博物館。
どの年齢層でも楽しめる公園内の梅林
【見頃】2月中旬~3月初旬
梅林は14種150本
公園の芝生広場に「梅こみち」と名付けられた梅林があります。
2000年に下京区120周年を記念して植樹されました。
梅小路公園には、京都水族館、鉄道博物館もあります。
芝生広場をかけまわったり、広い公園をお散歩したり、ここ数年でスタバやホテル、駅も開業しました。
ご家族連れの方は1日楽しんでいただける公園。
梅まつり | 2月18日~3月5日 |
種類、本数 | 14種、150本 |
時間 | 10:00~15:00 |
料金 | 無料 |
アクセス | JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅 市バス 33、58、86、88、205~208「七条大宮・京都水族館前」 |
隋心院
見頃を逃した…。そんな方は遅咲きの隋心院へ
【見頃】3月中旬~下旬
遅咲きの梅「はねずの梅」
市内中心部の梅が満開を迎えている時、隋心院の梅はまだつぼみです。
なんなら桜が咲き始める頃に満開を迎えます。
いい時期に来られなかった。という方は足を延ばされてはいかがでしょうか。
見頃は3月中旬です。
「はねず」とは「朱華(はねず)色」のこと。薄紅色。
境内の「小野梅園」には約200本の梅があります。
令和5年度の限定の切り絵朱印はかなり人気が出そうです(3月1日~)
美しい!「極彩色梅匂小町絵図」
隋心院は、小野小町の屋敷跡に建立されたといわれています。
この障壁画は2009年に「だるま商店」という絵描きユニットにより奉納されたもの。
小野小町の一生が描かれています。
現在、本堂は改修工事により入れませんが、能の間にあるこの美しい障壁画はごらんいただけます。写真撮影もできますよ。
小野小町晩年の姿「卒塔婆小町像」も必見です。
境内には小野小町が顔を洗ったという「化粧井戸」
ラブレターを埋めたという「文塚」などがあります。
各種情報
梅園開期間 | 3月11日~3月26日 |
本数 | 約200本 |
時間 | 9:00~17:00(受付終了16:30) |
料金 | 【梅園】300円(小学生以上) 【諸堂】大人500円 中学生300円 |
イベント | はねず踊り(3月26日) *入園料が1,000円になります |
アクセス | 京阪バス 2、22A、24A「隋心院」 |