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京都、旅行

侘び寂びの空間へ。世界遺産「銀閣寺(慈照寺)」おさえるべき見どころ

ふみん

こんにちは!観光の定番でもある銀閣寺。足利義政が晩年に営んだ「東山山荘」が前身です。初めての方も久しぶりの方もまた違った角度でご覧いただけたらと思います

参道を歩いて銀閣寺へ

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まず渡るのが「銀閣寺橋」
ここから銀閣寺までは東山へ伸びる一本道を歩きます。この橋の下を流れているのが「琵琶湖疎水」その名の通り、滋賀県・琵琶湖から流れてきています。この疎水の流れは南から北へ(通常の河川とは逆)流れているのも面白ところ。

疎水沿いの道は「哲学の道」と呼ばれ、春は桜、秋は紅葉が美しい散歩道になっています。春の様子がこちら。この桜並木が若王子橋までの約2㎞にわたっていて本当にきれい!

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銀閣寺までの道の両サイドにはお土産屋、カフェ、民家が並んでいます

歩きながら京都の厄除け3つをチェック!
銀閣寺までの参道にある民家に注目してみてください。京都の厄除けを3つ見ることができます(敷地外からご覧ください)
鍾馗(しょうき)さん
ちまき
からけし(五山送り火で焼け残った炭)
特に「からけし」は観光地ではほとんど見られません

銀閣寺境内へ

まずは左にある石柱に注目です
「銀閣寺」は正式には「慈照寺(じしょうじ)」といいます。こちらとその先の総門には「慈照寺」と書かれています

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総門をくぐると背の高い椿の垣根「銀閣寺垣」を通り抜けて拝観受付です

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御朱印をいただく方は拝観受付をした後、中門をくぐって右の出口近くの小屋へ。参拝後に受け取ります(入口に看板があるのですぐにわかります)

明り取りの工夫?砂盛「向月台」「銀沙灘」

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小さな門をくぐって目の前に現れるのは富士山のようなプリンのような砂盛「向月台」
この位置からはもう一つの砂盛「銀沙灘」方丈(左)東求堂(右)も見えます

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方丈内は毎年春と秋の特別拝観で内部が公開されます。

東求堂は秋に特別公開があります(2025)
こちらは時間、人数の制限がありますので興味のある方はぜひご覧ください。銀閣と東求堂のみが足利義政時代の建物として残っています(国宝)
東求堂内部の4畳半の部屋「同仁斎(どうじんさい)」は4畳半の書院座敷として現存最古の遺構です

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方丈の前に広がる「銀沙灘(ぎんしゃだん)」こちらの砂盛も美しく整えられています。白川の白砂を使用して造られています。

この2つの砂盛は足利義政の時代にはなかったそうです。一説には月の光が砂盛を照らし、その光が反射してお堂を照らす「明り取り」の工夫がされているといわれています。

庭園~展望台

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銀閣寺の庭園は「苔」が美しいことでもしられています。
こちらの洗月泉からは石段を上がっていきます(石段を登れないかたはそのまま池周囲を回ります)

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足利義政が「西芳寺(苔寺)」を参考にしたともいわれ、義政自身も何度も西芳寺に足を運んでいたそうです。

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石段を上がると、斜面地に石がごつごつとしている場へと出てきます。義政の庭園造りが途中で終わってしまったのがこのあたりともいわれています。
ちょろちょろと水が流れる場所「お茶の井」は義政がお茶を点てる際にこの湧水を利用したということのようです。

順路に沿って石段を上がると境内を一望できる場所へ。
真ん中左あたりに「銀閣」右側の縦に並んでいる檜皮葺の建物は奥が「方丈」手前が「東求堂」境内外に見える緑の丘が「吉田山」です

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写真スポット~銀閣の近くへ

展望台から降りてくると、錦鏡池のほとりに建つ銀閣全体が美しく見える場所に出ます。展望台にあがらなくても池の周囲をぐるっとまわるとこちらを通ります。

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天気も良くて風もあまり吹いてない日だったので錦鏡池に映る銀閣も美しいです。ここではぜひ銀閣をバックにお写真をお撮りください。

「杮葺(こけらぶき)とは?

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銀閣(観音殿)に近づいたところで屋根に注目してください。こちらの屋根は「杮(こけら)葺き」といい、サワラの薄板を重ねた屋根です。

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屋根上の鳳凰を遠目に見て出口へ
出口手前には売店やお手洗いがありますのでぜひご利用なさってください

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銀閣寺について

宗派:臨済宗相国寺派
正式名称:東山慈照寺
室町幕府8代将軍・足利義政により造営された「東山殿(ひがしやまどの)」が始まり。義政の死後、禅寺に改められた。義政は晩年を東山殿の造営に力を注いだ。
義政公時代の建物として「観音殿(銀閣)」「東求堂」の2つが残る(共に国宝)

拝観料金 大人(高校生以上)500円
     小中学生 300円

アクセス

市バス「銀閣寺前」から徒歩約10分
市バス「銀閣寺道」から徒歩10~15分

車「京都市銀閣寺駐車場」から徒歩約5分
*銀閣寺に近く駐車しやすい。観光バスも駐車する場所なので道中の道も広くおすすめ。コインパーキングもいくつかありますが土日祝は最大料金制度がなくなるところもあるのでご注意ください

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