聖徳太子が建立「頂法寺」通称は「六角堂」
みなさん、こんにちは!
京都市内中心にある聖徳太子建立の「六角堂」をご紹介します。西国の札所の1つで、境内に入るとゆったりとした空気が流れるお寺です
街歩きがてらに参拝がしたい
小時間で参拝がしたい
歴史ある京都らしい雰囲気を感じたい
無料で参拝できるところを探している
早朝から参拝できる場所を探している
縁結びのお参りがしたい

東西の通り「六角通り」に面して山門があります。周辺はオフィスビルや飲食店が立ち並び「こんなところに?」と山門前に来てようやく境内の雰囲気が見えてきます
平安京より歴史がある聖徳太子建立のお寺
六角堂が建立されたのはなんと、用明2年(587)
聖徳太子が大阪に四天王寺を建立する際に、木材を探してこの地に来られたそうです。太子が念持仏である如意輪観音像を置いたところ、そこから動かなくなってしまったのでここにお堂を建てたのが始まりです
なぜ「六角堂」と呼ばれているの??

六角堂の正式名称は「頂法寺」
六角堂と呼ばれるのは本堂の屋根が「六角形」だから。下から見てもわかります。この屋根は隣のビルから見下ろすことも可能です!(あとで紹介します)
↓始めにくぐる山門には「頂法寺」の看板

京都のへそ!?「へそ石」
境内に入ると柳の木の下に少し隠れるように六角形の石がありますので探してみてください。かつてお堂は少し南側にあったそう。平安京造営にあたり整備するのに「もう少し移動してほしい」と祈念するとお堂が北に移動したそう。その時に1つ残った礎石が「へそ石」だという言い伝えもあります。
境内のお茶処(売店)ではこのへそ石をかたどった「へそ石餅」を抹茶と一緒にいただくことも可能です。
へそ石の近くの柳は「縁結びの六角柳」といわれ、嵯峨天皇が良縁に恵まれた柳だそう。

本堂の大きな提灯
頂法寺は西国三十三カ所巡り第18番札所です

↓十六羅漢像

↓親鸞堂(親鸞聖人像を安置)

いけばな発祥の地
「池坊」の「坊」とは「僧の住むところ」のことです。六角堂の北にある「池のほとりに坊を建てた」ことから「池坊」となりました。僧侶は仏様に花を供えますが、その中で様々な工夫がなされ「いけばな」の歴史が始まったとされています
本堂の後ろは回ると「聖徳太子沐浴の古跡」がある池と「池坊」の碑があります

六角堂を上から見てみよう!

お堂の西側にあるビルから六角堂を見下ろすことができます。書いてあるようにビルの窓から見るので「ここから見てもいいのかな…」と少し不安になりますが、境内にこの看板があるので大丈夫です。
お~

さらに上の階へ

何度かここから見ていますが、ここまで上がってくる人ほぼいません
しかし、上から見た六角の屋根はすごくいいのでお時間ある方はぜひ上がってみてください
このWEST18というビルの1Fにはスターバックスコーヒー京都烏丸六角店があり、大きなガラス張りのテントから六角堂を見ることができます。特に桜の季節に境内のしだれ桜を見ながらのんびりコーヒーをいただくのは贅沢な時間です
拝観時間、アクセス
拝観時間 6:00~17:00
納経時間 8:30~17:00
拝観料 無料
●京都市営地下鉄「烏丸御池」駅5番江口から徒歩3分
●阪急京都線「烏丸」駅21番出口から徒歩5分
●市バス65系統「烏丸三条」から徒歩2分

